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「美尻シート」の入り口は横から
「美尻シート」って言葉聞いたことないと思います。それは僕が考えて言葉にしているだけなので世の中に存在しません。
この言葉を作った理由は、お尻を引き締めラインを確立させるために必要な考え方を広めたいと考えているからです。
一般的に、「お尻」を頭の中でイメージすると「後ろ姿」だけになりがちです。
ただ、後ろ姿だけでなく、僕はそこに加えて「横から」見ます。
なにそれ?ですよね(^_^;)
大事なのは、お尻だけを単体で見るのではなく、身体の姿勢(縦線ライン)も含めてお尻を見ます。
横から見ると以下のようなことに気づきます。
- 筋肉がなくて垂れ下がっているお尻
- 骨盤が前傾し、お尻が上にきていても脚が短くなっている姿勢
- 腰が回ってしまっているお尻
お尻の位置は骨盤の位置で決まり、上記のような状態を作ってしまいます。
僕が考えているのは、横から見た立ち姿勢でお尻がきれいに上がり、脚も長く見える位置が本当の美尻に繋がると考えています。そして、正確な骨盤の位置であることが=「美尻シート」が貼っている状態と言えます。
「美尻シート」の素材は筋膜
「美尻シート」に必要なのは「中殿筋」「大臀筋」「大腿筋膜張筋」の筋肉に付いている筋膜、3枚シートです。「筋膜」は全身の筋肉を包んでいて、伸びにくい繊維でできています。
イメージしやすいように例えると、スーパーでお肉の塊を購入しそれをサランラップで全部包んだ状態のような感じです。
もう少しイメージしてほしいのですが、パックに入っているお肉ではなくお肉全体を包んでいるので、そのラップの形状にお肉は保たれます。簡単に言うと、お肉は、ラップによって形がつくられます。
つまり「中殿筋」「大臀筋」「大腿筋膜張筋」の筋肉群は、筋膜によってその形を保っています。
筋膜はテントのワイヤーでもある
お尻に関わる筋膜は、身体の左右を足先から頭の先までの両側の縦ラインを通っています。
この両側の縦ラインは、人の姿勢を左右から支えて維持させる機能を持つ「姿勢維持に必要なライン」になります。
人間の身体を「テント」に例えると、お尻を通る筋膜ラインは「テント(身体を)支える2本のワイヤー」の役割をしています。
美尻のためには、筋肉よりもまずは筋膜を優先すべき
筋膜は鍛えて強くなるものではない
「中殿筋」「大臀筋」「大腿筋膜張筋」の筋肉群と聞くと鍛えるのね!と考えやすいですが、シートは「筋膜」であり鍛えて強くなるものではありません。
身体を動かすと、真っ先に動くのは「筋肉ではなく」<「筋膜」です。そして、横から見るキレイな形状は筋膜でできています。美尻になるなら、鍛えるよりも先に筋膜を働かしましょう!
筋膜の三枚シートは「シワなく伸ばす」がコツ
筋膜は「伸びたら戻れない繊維」と「伸び縮みする繊維」の複合によってできています。
「筋肉」がバネのように戻れる性質を持っているのに対して、『筋膜』は、ずっとその方向に伸ばし続けていると戻りにくくなります。
洋服やセーターが伸びてしまうと元に戻らないのと同じイメージで、筋膜も伸ばしすぎてしまうと戻らなくなります。
繊維の絡まりやしわ寄せが「シワ」の原因になります。シワがあれば当然動きはスムーズにはなりません。
シワを伸ばしていくには、アイロンがけが必要です。
手で優しく三枚シートを縦ラインに撫でてあげるもよし。
優しくグゥーっとストレッチで伸ばしてあげるもよし。
筋膜の「シワ」を伸ばしてあげて動きやすい状態にしてあげることで「鍛えた筋肉」は「パフォーマンス発揮」できるようになります☆
美尻シートは筋膜のシワを伸ばすことから始めてみてください(o^^o)