感染症対策によって飲み会が減少した昨今、お酒を飲む機会と量も減りましたと仰られる方は、少なくありません。だとしたら今がチャンス!お酒について正しい知識を持ちましょう☆
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少量のお酒は体に良いは、真っ赤な嘘
「少量にお酒は体に良い」と、耳にしたことがあるのではないでしょうか。この言葉は、
昔から言い伝えられてきました。ですが、諺や古事成語ではありません。
一体誰が言い出した言葉なのでしょうか?
言葉の始まりは、中国「新」の時代に当時の皇帝王莽(おうもう)が考えた言葉でした。
王莽がお酒を民間に広め、酒税を取ろうと作った言葉だったのです。バレンタインデーのような
企業のキャンペーンでした。その言葉が今でも浸透している、とんでもないパワーワードです!
実際に、お酒が体に良い効果をもたらすというエビデンスは全くありません。
お酒=アルコールのリスク
お酒とは何か?
大人の趣味や趣向で嗜んでいたのは少し前の話になります。20歳になるまでは、
お酒がどんな味か僕もワクワクしてその日を待っていました。お酒を初めて口にした時は、
美味しいと感じられず何これっとなった記憶があります。
お酒=アルコールです。そして、依存性があり危ないものです。
お酒の依存性は薬物レベル
アルコールは、ニコチンに比べて2倍以上の依存度があります。更に、アルコールの依存性は
違法薬物(モルヒネやアンフェタミン)と同じくらいの強さがあります。
この依存性を含めて考えると合法か違法かは、ヤバさの度合いが含まれていません。
ヤバさはあっても今は、違法になっていません。手軽に手に入れられます。
つまりお酒は、今は合法の薬物であるということです。
WHO(世界保健機関)も危惧するお酒のリスク
WHO(世界保健機関)は、アルコールは健康障害で最大のリスク要因の1つと発表しています。
これから厳しく取り締まっていく可能性が充分にあると考えられます。
例えば、タバコを見てみると昔は新幹線の中でも灰皿があり普通に吸えました。しかし今は、
新幹線だけでなく飲食店も分煙席や完全禁煙が出来るほど厳しく取り締まられています。
お酒もいつ厳しくなっておかしくありません。
世界的にもアルコールは、飲める場所など規制がかかってくるものになっています。
ようこそアルコール依存症へ
お酒には、強い人と弱い人がいると言われています。
・弱い人は、分解能力が低く顔が赤くなります。赤くなるけど頑張ったら飲めたという人は、分解ができずに飲み続けることで毒素が体に溜まっていきます。そして少しずつ、
耐性が刺激され依存していきます。
・強い人は、顔色は変わりません。飲めるからどんどん飲んでしまい、耐性が上がってきます。耐性が強化されるにあたって、効かなくなってきます。そしてまた飲んでしまうからこそ、
依存していきます。よって、アルコール依存症になっていきます。
つまりお酒というのは、弱い人も強い人も依存度と耐性が上がっていきます!
お酒を、どう捉えるかが大事
お酒は違法でもないので、どこでだって安価に手に入ります。道端で飲んでいても怒られません。
しかし、お酒が自分にとってどういうものか考えて選んで頂きたいのです。飲むたびに、依存度と耐性が上がりやめられなくなります。飲める、飲めないの意思の問題ではありません。
美味しくて楽しいからOK!ではなく、リスクがある。
だから正しい知識を持ってお酒を薬物と捉える必要があります。
飲まないでとは、言いません。日常生活の中で、お酒の認識を今から変えてください。
僕自身も気をつけています。自分の体は、自分で大切にして生きましょう☆