今回の結論は、美の追求は人生を彩るという内容です。
参考動画「世界の今をダイジェスト 美の本質」を含み、持論で書いております。
目次
美しい物に「見惚れてしまう」
YouTubeのアート作品を描いている工程や打ち上がる花火など 見て楽しむものは様々です。見る物を私たちは、どう決めているのでしょうか。
選択基準には「好み」があります。整体でも、なぜ人は顔と身体を含めた美しいものを追求するでしょうか。
美の「黄金比」
イタリアの数学者達が定義した「黄金分割」いわゆる「黄金比」やレオナルドが記した人体解剖図など数字によって出される美は普遍的法則であると定められていました。
ですが黄金比の値は、一定ではないそうです。値に関係なく、人は長方形を好みます。「窓」「クレジットカード」「TV」など長方形です。目に優しく、心地よい感覚を体感しています。
顔の黄金比
顔にも黄金比なるものが存在しています。髪の生え際から眉まで・眉から鼻の下まで・鼻の下から顎先までを縦幅のバランスで判断します。
分割した3つの比率が「1:1:1」であることが顔の黄金比の定義です。縦幅のバランスが整っていると、目、鼻、唇の配置のバランスも良いと言われています。
スタイルの黄金比
スタイルにも黄金比があります。バスト:ウエスト:ヒップが1:0.7:1になると美しいと言われています。見た目が細身や肉付きが良くても関係なく、比率の数値には変わりません。
つまり美を数値で決めることはできません。好みや感覚で「体感」することでしか、納得いくことはできないと改めて考えることができました。
「美しさに身体の柔軟性が必要とは限らない」
美しさだけでは生き残れない
動物にも美しさはあるのでしょうか…。雌の孔雀(メスのクジャク)を例に、考えていきます。孔雀の尾羽は、立派であり美しいです。求愛にも欠かせません。
しかし、尾羽は重たく身軽には動けません。自然界であれば自身が狩られる確率が高くなり、サバイバルの邪魔をしています。サバイバルを生き残るために進化したとは考えにくいです。
娯楽こそ原動力
孔雀の尾羽や人間の骨格やファッションなどの表現は、なぜ美しく追求したくなるのか。全ては自身の輝き、多様化、好みを表していると考えています。機能目的ではなく「娯楽目的」です。
この娯楽こそが人間を含む動物たちの選択の「原動力」になるのです。
美という娯楽が人生の味になる
美に統一性はない
美しい物を求める原動力は人を動かします。好きな人のためにするダイエットは、実例も存在します。容姿を変えるために行う、突き動かすのも心や脳が美を感じているからです。
世界中の着る物・作るもの・描くもの・容姿…美に統一性はありません。内面を含めて、いろんなことを表現しているからです。
ただイマヌエル・カントはこう言い残しました。【美の喜びは万国共通】
美の追求が人生の味
みんな一緒は聞こえはいいですが、もしみんなが同じ服を着て、同じものを食べて、同じ家に住んでいたとしたら…きっと退屈すると私は考えます。
身体には機能性も大切なのですが、美の追求は人それぞれ好みでいいと思います。 美という娯楽は、人を動かす原動力になり人生の味になっていくと考えています。
皆さんが美を追求することで、 人生の味わいが彩っていくことを切に願っています。